交通事故施術はいつまで受けられる?整骨院の保険対応と注意点まとめ

交通事故施術はいつまで受けられる?整骨院の保険対応と注意点まとめ

はじめに:交通事故治療、なぜ「いつまで受けられるか」が重要なのか?

交通事故に遭った直後は、むち打ちや打撲など、外見からはわかりにくい不調が起こることがあります。

「最初は大丈夫」と思っても、数日後に痛みやしびれが出てくるケースも少なくありません。

そんなとき、ケアの選択肢として整骨院を考える方も多いでしょう。

しかしここで多くの方が悩むのが、

「整骨院での交通事施術っていつまで受けられるの?」
「保険はずっと使えるの?」
「打ち切られたらどうすればいいの?」

といった、施術期間と保険対応に関する不安や疑問です。

この記事では、交通事故後の施術を整骨院で受ける際に知っておくべき「期間の目安」「保険の流れ」「注意点」について、わかりやすく解説します。

損をしないための知識として、ぜひ参考にしてください。

1. 整骨院で交通事故施術を受けることは可能?

結論から言うと、整骨院での交通事故施術は可能です。

ただし、一定の条件を満たしている必要があります。

■ 自賠責保険の対象になる条件

交通事故でケガを負った場合、まず適用されるのが「自賠責保険(じばいせきほけん)」です。

この保険では、病院だけでなく整骨院での施術費もカバーされます

ただし、整骨院の施術を保険で受けるには、

  • 医師による診断書があること(整形外科など)
  • 事故との因果関係が明確であること
  • 保険会社の了承が得られていること

という3つが基本条件になります。

■ 整形外科との併用が基本

整骨院だけに通院すると、「事故による通院かどうかが曖昧」と判断され、保険対応が難しくなるケースがあります。

そのため、初診は必ず整形外科へ行き、診断書を取得したうえで整骨院へ通うのがスムーズな流れです。

2. 交通事故施術はいつまで受けられる?期間の目安と打ち切り条件

「いつまで施術を続けられるか」は、多くの人が気になるポイントです。

一般的に、交通事故施術の期間は3ヶ月〜6ヶ月とされています。

これはむち打ちや打撲などの軟部組織の回復に必要な期間として、医学的にも保険的にも認識されているラインです。

■ 打ち切られるのはどんな時?

以下のような場合、保険会社から「通院の打ち切り」を打診されることがあります

  • 治療効果が見られない(通院回数が少ない)
  • 医師の診断で「症状固定」と判断された
  • 日常生活に支障がないと判断された
  • 保険会社が独自の基準で「もう十分」と判断した

※ここでの「症状固定」とは、これ以上の回復が見込めない状態を指し、後遺障害等級認定の基準にもなります。

■ 打ち切りを防ぐためにできること

  • 定期的に通院する(空白期間が空かないように)
  • 症状や痛みをしっかり記録・報告する
  • 医師との連携を大切にし、施術継続の必要性を明確にする

保険会社は、通院の実績や医師の意見を重視します。整骨院と整形外科を適切に併用しながら、「まだ必要な施術です」と伝える材料を揃えていくことが大切です。

3. 整骨院で施術を受ける際の保険対応の流れ

交通事故後に整骨院で施術を始めるには、自賠責保険をスムーズに適用するための正しいステップが重要です。

以下が基本的な流れです。

ステップ1:まずは整形外科で診断を受ける

事故後すぐに整骨院へ行くのではなく、必ず整形外科を受診し、診断書を取得しましょう。これが「交通事故によるケガ」と証明する根拠になります。

ステップ2:保険会社へ整骨院で施術したい旨を伝える

整骨院での施術を始める前に、保険会社へ連絡し、通院先として認められるか確認しましょう。多くの場合、医師の診断書があればスムーズに承認されます。

ステップ3:整骨院で施術スタート

保険会社の承認が下りたら、施術費は整骨院から直接請求(窓口負担ゼロ)となります。※事前に「交通事故施術に対応している整骨院か」を確認することも忘れずに。

ステップ4:定期的に整形外科へも通院する

整骨院だけではなく、定期的に整形外科へ経過報告・診断の継続を受けることが、保険継続の鍵になります。

4. 知らないと損!交通事故施術で注意すべき5つのポイント

交通事故施術では、知らないことで損をしてしまうケースが少なくありません。以下の5つは特に注意が必要です。

① 通院間隔が空くと「改善してきた」と判断される

たとえば1週間以上通院しない期間があると、保険会社に「施術の必要がない」と判断されることがあります。
痛みがある間は継続的な通院を意識しましょう。

② 施術日数と慰謝料の金額は関係する

自賠責保険の慰謝料は「通院日数」にもとづいて計算されます。
➡ 通院回数が少ないと、本来受け取れるはずの慰謝料が減額されてしまう可能性も。

③ 保険会社からの“早期打ち切り圧力”に注意

保険会社は早期解決を望む傾向があり、「そろそろやめてください」と打診されることがあります。
➡ 医師の判断が優先されますので、納得できないときは診断書や施術継続の意見書で対応しましょう。

④ 医師の定期診断を忘れない

整骨院の施術内容だけではなく、医師の診断記録が必要です。
月1回程度は整形外科を受診し、経過を記録してもらいましょう。

⑤ 施術内容・通院記録を自分でも残す

症状の経過や施術内容を自分で簡単にメモしておくと、トラブルが起きたときの証拠になります。
日付・痛みの強さ・施術内容のメモが有効です。

5. よくある質問(FAQ)

Q1. 整骨院への通院も慰謝料の対象になりますか?

はい、自賠責保険が適用されている期間中であれば慰謝料の対象になります。ただし、医師の診断があることが前提です。

Q2. 保険会社に「整骨院は認めない」と言われました。どうすれば?

まずは医師に紹介状や指示書を書いてもらいましょう それをもって保険会社に再度申請することで、認められるケースも多くあります。

Q3. 保険が打ち切られた後も通いたい場合は?

保険適用外となるため、自費での通院になります。費用は整骨院によって異なりますが、今後の生活に影響があるなら後遺障害認定なども視野に入れておくとよいでしょう。

6. まとめ:施術期間の主導権は「自分と医師」にあり!整骨院と上手に連携しよう

交通事故によるケガは、「見た目にわかりづらいけど施術が必要」なことがほとんどです。

整骨院での施術は、自賠責保険をうまく活用することで、窓口負担ゼロで通院できる安心な選択肢となります。

大切なのは、

  • 医師の診断を受ける
  • 保険会社と正しい手続きを行う
  • 通院の記録と頻度をしっかり保つ

という3つのポイントです。

「いつまで施術できるか」は、医師の判断とあなたの症状次第。

必要なケアをきちんと受けるために、整形外科と整骨院の両方をうまく活用しましょう。

7.河内長野整骨院は交通事故施術専門院です

河内長野整骨院では、交通事故専門施術を行っています。

  • 交通事故に遭ってしまったけど、どうしたらいいかわからない
  • 整骨院に通いたいけど、手順がわからない
  • 日に日にむち打ちの症状がきつくなっている
  • 保険会社とのやりとりがうまくできない

どんな不安も私たちにご相談ください。

ご不幸にも交通事故に遭われた方、大切なご家族やご友人が事故に遭ってしまった方、どうか一人で悩まずに専門家に頼ってくださいね。

河内長野施骨院が、どうかあなたの力になれますように。

ブログカテゴリー

アーカイブ

株式会社With a Smileの求人情報