五十肩の回復期間はどれくらい?早期改善を目指すための正しい対処法を解説

「この痛み、いつまで続くの?」五十肩の回復期間が気になるあなたへ
「肩が上がらない」
「着替えや髪を結ぶのがつらい」
そんな五十肩(正式名称:肩関節周囲炎)は、
40代〜60代に多く見られるつらい症状です。
特に不安なのが、
「この痛み、いつまで続くの?」
「改善までどれくらいかかるの?」
という期間への疑問ではないでしょうか?
この記事では、
五十肩の基本的な症状から、平均的な回復期間、早期回復のための対処法までをわかりやすく解説します。
さらに、整骨院での施術によるサポート内容もご紹介しますので、五十肩でお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
1. 五十肩とは?症状と進行の段階を知ろう
五十肩は、肩関節まわりの筋肉や靭帯、関節包といった組織が炎症を起こし、痛みと可動域の制限が生じる疾患です。
医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、以下のような段階を経て進行します。
【急性期(炎症期)】:2〜6週間
- 夜間痛が強く、じっとしていてもズキズキ痛む
- 安静にしていても違和感が強い
【拘縮期】:1〜6か月
- 痛みはやや落ち着くが、肩が動かせない・固まってくる
- 着替えや洗髪、後ろ手動作が困難になる
【回復期】:6か月〜1年以上
- 徐々に可動域が戻り、日常生活が楽になる
- しかし油断すると再発や他の肩への負担が出ることも
このように、自然経過に任せると改善までに半年〜1年、長ければ2年以上かかることもあります。
2. 五十肩の回復期間はどれくらいかかるのか?平均的な目安
五十肩の回復期間は、症状の進行段階や個人の体質、生活習慣によって大きく異なります。
一般的には、回復までに半年から1年程度かかると言われています。ただし、放置してしまうと症状が長引き、2年以上かかるケースも珍しくありません。
回復までには、大きく3つの段階に分けて考えられます。
- まず最初は「炎症期」と呼ばれる時期です。
この段階では、安静にしていてもズキズキとした強い痛みがあり、特に夜間の痛みがつらく感じられることが多いです。この炎症期は、おおよそ2週間から1ヶ月程度続きます。
- 次に「拘縮期」と呼ばれる段階に入ります。
炎症はやや落ち着くものの、今度は肩の動きが大きく制限され、服の着脱や髪を結ぶ動作などが困難になります。この拘縮期は人によって差があり、2ヶ月から半年ほど続くことがあります。
- そして、最後の「回復期」では、痛みが和らぎ、少しずつ肩の可動域も改善していきます。
日常生活がだんだんと楽になっていきますが、回復までにはさらに時間が必要です。
回復期は半年から1年ほど続くのが一般的です。
ただし、整骨院などで専門的な施術を受け、
リハビリや姿勢改善を適切に行った場合、
回復期間を短縮できる可能性も十分にあります。
逆に、痛みがあるからといって完全に動かさずにいると、関節が固まりやすくなり、改善までが長引くこともあるため注意が必要です。
このように、自然経過に任せると非常に時間がかかる五十肩ですが、適切な対処と専門的な処置によって、早期回復も可能です。
次章では、「なぜ回復期間が長引いてしまう人がいるのか?」について解説していきます。
3. 回復期間が長引く人の特徴と注意すべき生活習慣
五十肩は正しい対処を行えば半年〜1年ほどで改善が見込めますが、中には2年近くも痛みや可動域の制限が続いてしまう方もいます。
では、なぜ回復までの期間が長引いてしまうのでしょうか?
ここでは、回復期間が長引きやすい人の特徴と、日常生活で注意したいポイントを解説します。
■1. 痛みを我慢して放置してしまう
「そのうち良くなるだろう」と軽く考えて痛みを放置すると、関節の炎症や拘縮が進行し、改善までに時間がかかります。
五十肩は自然に良くなることもありますが、自然に良くなる=早く良くなるではありません。
放置しておくことで、むしろ悪化したり再発しやすくなるリスクもあるのです。
■2. 動かさない・安静にしすぎている
痛みがあると、どうしても肩を動かさずに安静にしてしまいがちです。
しかし、炎症が落ち着いた後もまったく動かさないままにしていると、関節が固まりやすくなり、拘縮が長引きます。
無理のない範囲で肩を適切に動かし、可動域を維持していくことが大切です。
■3. 姿勢が悪い、長時間のデスクワークが多い
猫背や巻き肩など、普段の姿勢が肩の負担になっている方は、回復が遅れる傾向があります。
特にデスクワーク中心の方は、長時間同じ姿勢で肩を動かさないため、筋肉や関節が硬くなりやすいです。
■4. 適切な処置を受けていない
湿布や痛み止めだけで対処し、根本的な処置をしていない場合、なかなか改善に至らないことがあります。
また、自己流のストレッチやマッサージがかえって症状を悪化させることもあるため、注意が必要です。
生活習慣を見直すことも、回復の近道
慢性化を防ぐためには、
- 正しい姿勢を意識する
- 肩に負担をかけない動作を心がける
- 適度な運動やセルフケアを取り入れる
- 専門機関での施術やアドバイスを受ける
こうした日常の積み重ねが、回復期間の短縮につながります。
次のセクションでは、五十肩を早く回復させるための具体的な対処法をご紹介します。
4. 五十肩を早く改善されるのポイントと対処法
五十肩は放っておくと長期化することもありますが、正しい対処を行えば回復期間を大きく短縮することが可能です。
ここでは、改善を加速させるために意識したいポイントと、ご自身でも取り入れられる具体的な対処法をご紹介します。
■1. 痛みの段階に合わせたケアを選ぶ
五十肩は、進行段階によって適切な対応が異なります。
間違ったケアはかえって悪化させることもあるため、段階ごとの対処法を知ることが大切です。
- 急性期
(炎症が強い時期)
→ 無理に動かさず、冷却や安静を優先。必要であれば整形外科での診断も。 - 拘縮期
(肩が固まっている時期)
→ 温熱療法や、専門家の指導のもとでの可動域訓練が効果的。徐々に動かしていくことが重要。 - 回復期
(動かせるようになってきた時期)
→ 肩甲骨や体幹も含めた全身のバランスを整える運動・施術を取り入れると、再発予防にもつながる。
■2. 温めて血行を良くする
慢性的な肩こりや五十肩では、血行不良によって筋肉が固まり、痛みや可動域制限が悪化するケースもあります。
自宅でできるケアとしては、お風呂にゆっくり浸かる、ホットタオルを肩に当てるなどが効果的です。
■3. 無理のないストレッチで肩の可動域を維持
炎症が落ち着いてきたら、肩甲骨まわりをほぐすストレッチや簡単な体操を取り入れてみましょう。
痛みを我慢して動かす必要はありませんが、
「気持ちいい」と感じる範囲で動かすことで、拘縮を予防できます。
■4. 専門家による施術を受ける
整骨院などでは、肩まわりの筋肉・関節・姿勢のバランスを見ながら、あなたの症状に合わせたオーダーメイドの施術やリハビリ指導が受けられます。
- 電気療法や温熱療法での痛みの緩和
- 筋肉・関節の状態に合わせた手技療法
- 自宅でもできるセルフケアのアドバイス
といったサポートで、治療期間を効率的に短縮できます。
五十肩は「いつか良くなるだろう」と放置せず、段階ごとの正しい対処と専門的なサポートを組み合わせることが、回復の近道になります。
5. 整骨院での五十肩治療のメリットとは?
五十肩の処置には整形外科やリハビリ、セルフケアなどさまざまな選択肢がありますが、
整骨院での施術は「根本的な改善」や「回復期間の短縮」に効果的とされています。
ここでは整骨院で五十肩を施術するメリットについて詳しく解説します。
■1. 肩だけでなく、全身のバランスからアプローチできる
五十肩は肩だけの問題に見えて、姿勢や骨格の歪み、肩甲骨や背中・腰との連動性が深く関わっていることが多いです。整骨院では、痛みのある肩だけでなく、関連する筋肉や関節、姿勢全体を評価して施術を行います。
そのため、「肩だけ良くなるも、また痛くなる」といった再発リスクの軽減にもつながります。
■2. 症状の段階に応じた的確な施術が受けられる
五十肩は進行段階によって最適な施術が異なりますが、整骨院ではその症状の進行度に合わせたオーダーメイドの施症状の進行度に合わせたオーダーメイドの施術が可能です。
- 痛みが強い時期は、筋肉の緊張を緩めるソフトな施術や電気療法
- 動きが制限されている時期には、関節の可動域を広げる調整
- 回復期には、姿勢矯正や肩甲骨の動きを取り戻す運動指導
といったように、無理なく段階的に施術を進めていけるのが大きな強みです。
■3. 生活習慣やセルフケアのアドバイスがもらえる
整骨院では、日常生活での注意点や、自宅でできるセルフケアについても丁寧にアドバイスしてくれるのが特徴です。
患者さん一人ひとりの生活リズムや身体の使い方を踏まえて、無理なく継続できる方法を提案してくれます。
その結果、施術だけに頼らず、
ご自身でも回復を後押しできる環境が整います。
■4. 痛みの軽減と回復の両方をサポートできる
整骨院では、単に「痛みを取る」ことだけでなく、その後の可動域回復・再発防止までを見据えた施術を行います。
だからこそ、整形外科での処置やリハビリと併用する方や、「薬に頼りたくない」「長引かせたくない」という方に選ばれています。
6. 当院で行っている五十肩の施術内容と流れ
五十肩に悩む方の多くが、
「本当に良くなるのか不安」
「どんな施術をされるのか分からず不安」
といった不安を抱えて来院されます。
当院では、そうしたお悩みに寄り添いながら、
一人ひとりに合わせた施術を丁寧に行っています。
ここでは、当院での五十肩施術の流れをご紹介します。
■1. 丁寧なカウンセリングと検査
まずは、今の症状や生活スタイルについて詳しくお話を伺います。
- いつから痛みがあるか
- どの動きで痛みが出るか
- 睡眠や日常生活に支障が出ていないといった情報から、症状の進行度や原因をしっかりと把握します。
その後、肩の可動域や筋肉・関節の状態を丁寧に検査し、現在のお体の状態を「見える化」して共有いたします。
■2. 今の状態に合わせたオーダーメイド施術
五十肩の進行段階(急性期・拘縮期・回復期)や個人差に応じて、以下のような施術を組み合わせて行います。
- 筋肉・関節の調整
→ 肩だけでなく、肩甲骨・背中・首などのバランスも調整します。 - 電気療法・温熱療法
→ 痛みの緩和や血行促進を目的に、必要に応じて機器を使用します。 - 可動域改善アプローチ
→ 肩が固まってしまった方には、無理のない範囲で関節を動かし、動きを取り戻していきます。
施術はすべて痛みのない、安心・安全な手技を心がけていますのでご安心ください。
■3. 自宅でできるセルフケアや姿勢指導
施術の効果を長持ちさせるために、
日常生活での注意点や、ご自宅でできるストレッチ・体操も丁寧にお伝えしています。
五十肩は「正しく動かす・正しく休める」ことの積み重ねが重要です。
そのため、あなたの生活スタイルに合ったセルフケアを一緒に考えていきます。
■4. 再発予防と根本改善を目指したアフターケア
五十肩は一度改善しても、
再発する方も少なくありません。
当院では、痛みが改善したあとも姿勢改善や肩甲骨まわりの安定性向上をサポートし、再発しにくい体づくりを目指します。
「整形外科に通っているけど改善が見られない」
「マッサージに行ってもすぐ戻ってしまう」
という方も、根本原因にしっかりアプローチできる当院の施術をぜひ一度ご体験ください。
7. よくある質問(Q&A)
Q1. 五十肩は放っておいても自然に良くなりますか?
A. 一部の方は自然に回復することもありますが、治癒までに1年以上かかるケースが多いです。
また、放置することで関節が固まってしまい、可動域が元に戻らなくなることもあります。
痛みの強い時期は安静も大切ですが、早めに専門的なケアを受けることで、回復期間の短縮と再発防止につながります。
Q2. 五十肩と四十肩はどう違うのですか?
A. 症状としては同じで、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。
発症する年齢によって、40代なら「四十肩」、
50代なら「五十肩」と呼ばれるだけで、痛みや動きの制限といった特徴に大きな違いはありません。
Q3. 整形外科と整骨院、どちらに行くべき?
A. 強い炎症や骨に異常が疑われる場合は、まず整形外科で画像診断を受けましょう。
一方、「薬を飲んでも痛みが変わらない」「長期的に改善したい」という方には、整骨院での根本改善アプローチが効果的です。
※当院では整形外科との併用も可能ですので、気軽にご相談ください。
Q4. 肩以外の部分も痛くなるのはなぜ?
A. 肩の可動域が狭くなると、無意識に首・背中・腰でかばうようになります。
その結果、他の部位に負担がかかり、痛みが広がるケースが多いです。
当院では、肩だけでなく全身のバランスを整える施術を行うため、こうした二次的な不調の予防・改善にも対応しています。
まとめ:五十肩は“正しい対処”で回復期間を短縮できる!
五十肩は自然に良くなると思われがちですが、実際には長期化しやすく、放置することで可動域が制限されたままになってしまうリスクもあります。
特に、痛みを我慢しながらの生活や、誤ったセルフケアを続けてしまうことで、回復期間がさらに延びてしまうケースも少なくありません。
整骨院での施術は、五十肩の根本原因にアプローチし、自然治癒よりも早く、再発しにくい体づくりをサポートします。
肩だけでなく、体全体のバランスや日常生活のクセに着目しながら、一人ひとりに合わせた施術を行うことで、
「もう良くならないかも…」
と諦めかけていた方も、回復への道が見えてきます。
もしあなたが、
- 肩の痛みで服の着脱がつらい
- 夜間痛で眠れない
- リハビリをしても改善しない
とお悩みであれば、一人で抱え込まず、ぜひ私たちにご相談ください。
「五十肩は、きちんと向き合えば改善できる症状」です。
あなたの肩が、再び自由に動かせる日が来るよう、全力でサポートいたします。