朝起きるとお尻から足がズキッ!坐骨神経痛の正しい対処法と整骨院での対応例

朝起きるとお尻から足がズキッ!坐骨神経痛の正しい対処法と整骨院での対応例

1. はじめに|朝の「ズキッ」は坐骨神経痛のサインかも?

「朝起きたとたん、お尻から足にかけて“ズキッ”と痛みが走る」「寝起きで動こうとすると、足がしびれてうまく動けない」「昨日まではなんともなかったのに…なんで?」

そんな症状に戸惑ったことはありませんか?

これは、坐骨神経痛と呼ばれる状態かもしれません。特に、朝の起きがけに強い痛みやしびれを感じる人は要注意です。

多くの方は最初、「冷えたからかな?」「寝違えかも?」と考え、様子を見がちです。しかし、2日、3日と同じ症状が続くようであれば、早めの受診をおすすめします。

なぜなら、放っておくことで日常生活に支障が出たり、慢性化につながることもあるからです。

この記事では、

  • なぜ朝に症状が強く出るのか
  • 自宅でできる正しい対処法
  • 整骨院での対応例と施術内容

を、わかりやすくお伝えしていきます。朝の「ズキッ」を軽く考えず、正しい対応で悪化を防ぎましょう。

2. 坐骨神経痛とは?整形外科でよく聞くけど実際は…

「坐骨神経痛」と聞くと、多くの方が「ヘルニア」「神経の圧迫」などを連想されます。

たしかに、腰椎(腰の骨)の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫して痛みが出る「椎間板ヘルニア」が原因になることはあります。

ですが実際には、それだけが原因とは限りません。

ヘルニアがある=すべての症状ではない

画像検査でヘルニアが見つかったとしても、すべての痛みやしびれがヘルニアによって起きているわけではないというのが、私たちの考えです。

むしろ、筋肉の緊張や血流不良、神経の滑走障害(神経の動きが悪くなること)などが絡んで、似たような症状が出ることも多いのです。

坐骨神経痛=“状態”であり、“病名”ではない

整形外科などで「坐骨神経痛ですね」と言われることがありますが、これは病名ではなく、症状の名前です。

つまり、「お尻〜足にかけて出ている痛み・しびれの状態を、まとめて“坐骨神経痛”と呼んでいる」ということ。
本当の原因は、人によって異なります。

私たちのような整骨院では、「症状の出方」や「身体全体のバランス」、「筋肉や姿勢のクセ」まで見たうえで、症状の根本原因にアプローチする施術を行っています。

3. 朝に強くなる痛み・しびれの特徴とチェックリスト

坐骨神経痛は、時間帯や動きによって症状の強さが変化することがあります。その中でも、「朝に症状が強く出る」というのは典型的なパターンのひとつです。

なぜ朝に痛くなるのか?

  • 寝ている間に筋肉が冷え・硬くなる
  • 長時間同じ姿勢で血流が悪くなる
  • 朝の動き出しで神経が刺激されやすい

これらの要因が重なり、朝の“最初の動き”でズキッとくる痛みにつながってしまいます。

チェックしておきたい朝の症状

以下のような症状がある方は、坐骨神経の影響が出ている可能性があります。

  • お尻から足の裏にかけて、ズキズキ・ビリビリした痛みやしびれがある
  • 朝起きるとき、身体を起こすのがつらい
  • ベッドから立ち上がった瞬間、足に力が入らない・突っ張る
  • 時間が経つと少しマシになるが、毎朝つらい

痛みやしびれがその日だけでおさまれば、しばらく様子を見ても構いません。しかし、2〜3日続くようであれば、我慢せずに整骨院などで専門的なチェックを受けることをおすすめします。

4. やってはいけない朝のNG行動と応急対処法

「起きた瞬間、お尻から足にかけてズキッときた…」そんなとき、やってしまいがちなのが**“勢いで動こうとすること”**です。

しかし、これは症状を悪化させてしまう大きな落とし穴。まずは痛みがあるときに避けるべき行動と、その場でできる正しい対処法を確認しましょう。

❌ NG行動①:勢いよく体を起こす

寝た状態から上体を一気に起こすと、腰・お尻・太ももの筋肉が急に伸ばされ、神経を刺激してしまうリスクがあります。

→ 対処法:横向きに寝返ってから、ゆっくり起き上がる

  • 膝を軽く曲げて横向きになる
  • 手を使って上半身を支えながらゆっくり起きる
  • 両足をベッドから下ろし、背中を丸めずに起きる

この手順を守るだけでも、朝の「ズキッ」はかなり軽減されます。

❌ NG行動②:その場でストレッチや体操をする

「ちょっと伸ばしておけば治るかも」と、痛みがある状態で無理なストレッチをしてしまう方も多いですが、これは筋肉や神経をさらに刺激する原因になりかねません。

→ 対処法:ベッドの上で膝を抱えるような軽い体勢で深呼吸

  • 仰向けになって、片膝をお腹の方へ軽く引き寄せる
  • 反対の足は曲げたままでOK
  • 痛みがなければ、反対側もゆっくり行う
  • 深呼吸しながら30秒ほどキープ

このようなやさしい動きから体を慣らすことが大切です。

❌ NG行動③:重い荷物を持つ/前かがみになる

起きた直後に靴下を履こうとしたり、床の物を拾おうとして前かがみになるのも要注意です。

この動きは腰やお尻の筋肉を一気に引き伸ばしてしまい、坐骨神経を刺激しやすいからです。

→ 対処法:なるべく腰を丸めず、膝を曲げて動作を行う

5. 整骨院での坐骨神経痛に対する施術内容と流れ

朝の「ズキッ」という痛みが数日続いたり、日常生活に支障が出るようであれば、整骨院での受診をおすすめします。

整骨院では、症状の原因を多角的に確認したうえで、以下のような施術を行います。

筋肉の緊張をほぐす手技療法

  • お尻や太ももまわりの筋肉(特に梨状筋)をゆるめる
  • 神経が圧迫されているポイントを特定し、周囲の筋肉の状態を整える

痛みの出方を見ながら、刺激が少なく、リラックスできる施術を行います。

骨盤や背骨のバランス調整

  • 姿勢のクセから神経が圧迫されているケースも多いため、骨盤や背骨のゆがみをチェック
  • 必要に応じて、ソフトな矯正を行い、神経の通り道を整える

ファシア(筋膜)や神経の滑走改善

  • 筋膜の癒着が神経の滑りを悪くしている場合、ファシアケアや神経ストレッチで動きをスムーズにしていく
  • 症状が落ち着いてきたら、再発防止のための軽い運動指導も取り入れる

整骨院では、こうした施術を症状の段階や体の状態に合わせて組み立てていきます。 急性期でも適切な施術は可能ですので、「痛みがあるから行けない」ではなく、**「痛いときこそ、まず相談を」**と考えてください。

6. いつ整骨院に行くべき?受診の目安と通院の流れ

「いつまで様子を見ればいいのか分からない」という声をよくいただきますが、私たちは以下のようにお伝えしています。

すぐ治まる場合は様子見でもOK

  • 起きたときに痛みがあっても、動いていくうちにスッと軽くなる
  • その日中に痛みが気にならなくなる

こうした場合は、無理をせず、1〜2日様子を見てOKです。

2〜3日以上、痛みやしびれが続く場合は早めに受診

  • 朝の痛みが3日以上続いている
  • 日中も足のしびれ・だるさが残る
  • 動くと悪化する/夜間に痛みが強くなる

こうしたケースは、放置すると慢性化したり、他の部位に影響が出るリスクもあります。なるべく早めに、身体の状態をチェックしましょう。

通院の流れと頻度(目安)

  • 初期:週に2〜3回(痛みを軽減させる段階)
  • 回復期:週に1回程度(姿勢改善・血流促進)
  • 予防期:月に1〜2回(再発防止・体のメンテナンス)

患者さんの生活スタイルに合わせて、無理のない頻度をご提案します。

7. まとめ|朝の「ズキッ」に慣れず、正しいケアを

朝起きたときの痛みやしびれは、「時間が経てば治るかも」と放置しがちです。

ですが、坐骨神経痛の多くは、少しずつ蓄積した負担の結果として現れます。放っておくと、日中も歩くのがつらくなったり、足に力が入りづらくなるなど、日常生活に影響を及ぼすことも。

河内長野整骨院では、

  • 症状の原因を丁寧に見極め
  • 筋肉・神経・姿勢に対して多角的に施術し
  • あなたに合った再発予防の方法を提案

を行っています。

「いつものことだから」「冷やしただけかも」と慣れてしまわず、朝の「ズキッ」に気づいたら、ぜひ一度河内長野整骨院にご相談ください。

きっと、その1歩があなたの毎日をもっと快適にしてくれます。


最新情報や施術内容はホームページでご確認ください。

ご質問やご予約は電話・LINEでお待ちしております。いつでもお気軽にご連絡ください。

✳ 本記事は、河内長野市で整骨院を探している方に向けて作成されたものです。
より詳しい施術内容や対応できる症状については、当院の公式ホームページをご確認ください。

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